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色街の蝶

1945年3月10日。東京は火の海と化していた。逃げ惑う人々に容赦なく降り注ぐ焼夷弾から逃れようと走り続ける中、双子姉妹は離れ離れになってしまった。
亡くなったものと思われていた姉。しかし2020年の春、突如として当時のままの姿で現れたのだった。
時代に引き裂かれながらも逞しく生き抜いた、双子姉妹の物語。

タイムスリップという要素があるのでSFファンタジーのように捉えられがちですが、戦後混乱期と高度経済成長期においてこれまで語られる事のなかった部分を描いた社会派な作品でもあります。

この作品は、観劇三昧にてアーカイブ配信中です!
配信詳細はこちら -> 色街の蝶

追憶

あの日、僕たちは何も顧みなかった。それが幸せだと信じていた。
戦後という激動の時代。この国の行く末を巡って僕たちは対立し合い、やがて別々の道を歩んだ。
愛とイデオロギーのはざまで翻弄された僕たちが再会するならば、その時何を思うのだろう。

色街の蝶で描いた時代から後、それは当時の日本社会に於いてイデオロギーの分断という新たな苦難の歴史の始まりでした。この時代の出来事は遠い昔の話ではなく、確実に今現在にまで繋がっています。当劇団で現時点での最新作であり、異色の社会派ラブストーリーです。

扉の先にあるもの

幼い頃から性同一性障害に悩まされている主人公、杉原早貴。強制的に入学させられた男子高校の同級生である拓哉に恋心を抱くが、卒業式の日の告白でその思いは打ち砕かれてしまった。
数年が経って早貴はOLとして生活していた。ある日、年下の同期である知恵からの誘いで、気が進まないながらも合コンに参加する。その主催者は、数年振りに再会した拓哉だった。

今でこそLGBT等という単語が認知されていますが、この作品はそうなる少し前に書いたものです。世に問う問題作です。

待夢カプセル

あなたの命日に、あなたと再会した・・・・。
三年前の花火大会の日、それは彼と初めて迎える夏の日の思い出になる筈だった。あの交通事故さえなければ・・・・。
彼が亡くなって、彼女はその悲しみを乗り越えようとしていた。
あれから三年が過ぎて拒否し続けていた花火大会に迷い込んでしまった彼女。大勢の人混みの中で視線の先にあったのは、他でもない彼だった。
切なくも前向きに生きようとする彼女。不意の再会が彼女にもたらすものは何か?

現在もなお公演で使用している中では一番古く、奇跡が生んだ作品。大切な人の死を受け入れて、どう前向きに生きるのかというのがテーマです。

堕天使の夕暮れ

幸せな家庭に生まれ育ち、両親からも愛されながら暮らしていた少女、野上梨沙。
しかし父親が経営する会社が倒産した事をきっかけとして、一家は離れ離れとなってしまう。
明日をも知れない身となり、彼女は奈落の底へと堕ちていく。そんな中で現れた男は悲しい運命の持ち主だった。

色街の蝶が戦後混乱期のパンパン(街娼)を描いたのに対して、今作は援助交際という社会問題を扱った作品。言葉が違うだけで、売買春という行為はどの時代に於いてもその本質は変わりません。

時のかけら

駅のホームの片隅に落ちていた、ボロボロの定期入。その中にある古い写真には、拾い主自身が写っていた。写真の中の彼女は少しはにかみながらも幸せそうにしている。
身に覚えのない写真の持ち主へ会いに行く途中、突如として気を失い、気付けば違和感に満ちた世界にいた。昭和60年の夏の日にタイムスリップしてしまったのだ。

タイムスリップを扱う作品としては、今作の方が古いです。近いようで遠い時代になった昭和。そんな時代の青年と平成育ちの女性との純愛ラブストーリー。

亜空間転生

ひょんな事から亜空間へと迷い込んだ男と女。誰もいないその空間の中で、その者を待ち構えていたかのように突如として現れる一人のおっさん。作業着のような服装に深々と帽子を被っているので、彼の表情は窺い知れない。迷い込んだ者を元の世界へ誘おうとするが、戻った筈の世界は元のそれとは何かが違う。
巷で話題の「時空のおっさん」が織り成す三つのショートストーリー。

当劇団にしては珍しくオムニバス形式に展開する作品ですが、最後は一つのストーリへと繋がっていくという何とも摩訶不思議な物語です。

Another Kind

富山県黒部地区に二人の地質調査員が向かって行く中、GPSデッドセクションへと足を踏み入れてしまう。脱出を試みる中、倒れ込んでいる女を発見する。
言葉は通じず、所持品に記載されている文字はどの言語にも属さないものだった。やがて、人類にはない遺伝子を保有している事が判明したのだ。

後述の「Kiss of Sniper」シリーズや「Whip Woman」とはまた異質なSFアクション作品。もしも現代に於いてネアンデルタール人の子孫が潜んでいたら・・・・。という作品です。

Another Kind 獣人アルマスの末裔

1850年代、コーカサス山脈において直立二足歩行の獣人「アルマス」が捕獲された。
個体はメスだったが、強靭な肉体と運動能力は人々を魅了していた。それから一人の富豪の元で飼われ、サーシャと名付けられた。
そんなある日、飼い主の遺体が発見される。同時に保護されたサーシャは妊娠していた。あろうことか、人の子を宿していたのだ。

アルマスは国と地域が変われば雪男やビッグ・フットあるいはイエティと呼ばれたりします。ネアンデルタール人が実在していた化石人類とされているのに対し、アルマスはまだその正体が明らかにされてません。本作ではもし彼らがもう一つの「Another Kind」であるデニソワ人だったら、という仮定で描いてます。

Kiss of Sniper season 1

記憶をなくした女スナイパー、エリサ。組織からの理不尽な依頼に翻弄されながらも、淡々と任務を遂行していく。
日を追う毎に顕著に現れる記憶の断片。やがて、彼女は自我に目覚める。

ハードボイルドと朗読は親和性が高いと思います。全6作品にも及んだプロローグは、薄暗くて哀愁もあるそんな雰囲気の作品でした。後に伝説のスナイパーとなる「エリサ」の奮闘を描いてます。

この作品は、観劇三昧にてアーカイブ配信中です!
配信詳細はこちら -> Kiss of Sniper season 1

Kiss of Sniper season 2

記憶を取り戻した女スナイパー、エリサ。引退したはずの彼女の元で突然の殺人事件が起こる。それをきっかけに眠らせていた猟奇が再び彼女の身体を駆け巡る。
再び繰り返される殺戮の中で、彼女が見たものは何か?

前作でエリサによって殺害されてしまったターゲットの妹が、コードネーム「ホノカ」を名乗る女子高生スナイパーとして登場する最初の作品です。

この作品は、観劇三昧にてアーカイブ配信中です!
配信詳細はこちら -> Kiss of Sniper season 2

Kiss of Sniper season 3

瀕死の重傷を追いながらも奇跡的な復活を果たした女スナイパー、エリサ。
目覚めた彼女の前に現れたのは、殺した筈の元恋人。そして、再び彼女を襲う白昼夢。
数々の事件に関わる人たちがそれぞれの思いを抱きながらも、見えない明日へと向かい始める。

シリーズ中盤に当たるこの作品ですが、前々作や前作とは雰囲気が変わります。それまで登場しなかった(実際には登場してましたが正体を明かしてなかった)クローン人間の登場です。

この作品は、観劇三昧にてアーカイブ配信中です!
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Kiss of Sniper 真実の彼方へ

囚われの身となった女子高生スナイパー、ホノカ。
殺すか殺されるかの極限状態の中で見た幻想と真実。彼女の脳裏には、「キス・オブ・スナイパー」という言葉が響き渡るだけだった。
そして彼女は十四歳の頃の微かな記憶と共に、やがて目覚め始める。

シリーズの中ではスピンオフでありながらも、もう一つの「season 1」として位置付けられる作品。主人公がホノカに代わり、姉が殺害されてしまった事件を彼女の視点で描いてます。また、地図にない絶望の島「糸杉島」が明確に登場する作品でもあります。

この作品は、観劇三昧にてアーカイブ配信中です!
配信詳細はこちら -> Kiss of Sniper 真実の彼方へ

Kiss of Sniper season 4

収容所を脱出してレジスタンスの本拠地へと向かう女子高生スナイパー、ホノカ。その途中で自爆テロに遇う。組織による第二段階が発動してしまったのだ。
そんな中、彼女の胸中には「キス・オブ・スナイパー」の正体であるエリサや依頼人だった片岡への複雑な思いがあった。家族を殺害した事への復讐か、それとも共闘か・・・・。
これまでにない壮絶な戦いが今、始まろうとしている。

二人のスナイパーが再会しますが、ホノカは既に姉を殺害した実行犯がエリサで指示したのが片岡だった事を知ってしまってました。複雑な思いを抱く中、エリサに異変が・・・・。

Kiss of Sniper The Last Season

あれから五年の歳月が流れた。レジスタンスの活動により組織は壊滅し、国家の陰謀は打ち砕かれたかに見えた。
しかし、人口削減計画は秘密裏にかつ確実に進行していた。一度は解散したレジスタンスだったが、一つの事件をきっかけに再集結する。
最後の戦いが今、音を立てて近付いて来ている。

「Kiss of Sniper」シリーズとしては最後の作品。元々ハードボイルド作品として始まりましたが、ここにきてゾンビ要素が入ります。それが後々(Whip Woman)にまで語られる人口削減計画です。そしてラストでは、ホノカ単独による世界を震撼させる大事件を起こします。

Whip Woman 全12話(6公演分)

結婚式場で鳴り響く銃声。それが、全ての始まりだった。
地図にない絶望の島で地獄の日々を過ごしながらも、私は復讐心を胸に街へと戻った。しかしそこで待ち受けていたものは、街全体にはびこる深い闇だったのだ。
わずかばかりの光を求め、今日も鞭を握り締める。今までの私じゃない何かになるために・・・・。

アメコミ風スーパーヒーローアクション作品。朗読なのにアクションにこだわりました。海外ドラマテイストな台詞回しやストーリー展開に朗読の可能性を感じて頂ける事でしょう。また「Kiss of Sniper」シリーズの世界を共有しています。ここに登場するトップ・キラーは、ホノカの10年後の姿です。